佐賀空港へのオスプレイ配備をめぐり、漁業者らが駐屯地の建設を差し止めるよう求めた仮処分の申し立てについて、佐賀地裁はきのう、これを退ける判断を示しました。

陸上自衛隊のオスプレイを佐賀空港に配備する計画に反対する漁業者ら4人は、国に対して、空港西側で進む駐屯地の建設工事を差し止めるよう仮処分を申し立てていました。

駐屯地建設が進む土地について、4人は「地権者全員の同意がないまま漁協が国に売却していて、所有権は国に移っていない」と主張しています。

佐賀地裁の三井教匡裁判長は「土地の所有権を有するのは漁協で、個々の漁業者ではない」と指摘。

オスプレイの危険性についても、「再び墜落事故が起きる可能性が高いことは証明されていない」などとして、仮処分の申し立てを退けました。

4人は判断を不服として、即時抗告する方針です。

TBS NEWS DIG
2024年3月22日(金) 05:06
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