大阪市に本社がある「小林製薬」は、「紅麹(べにこうじ)」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことが報告されたと明らかにしました。会社では「健康食品が原因となった可能性がある」として、この成分を含む3つの健康食品を自主回収するとともに、使用を中止するよう呼びかけています。

会社が自主回収することを発表したのは、
▼「紅麹コレステヘルプ」
▼「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」
▼「ナイシヘルプ+コレステロール」の
3つで、いずれもコレステロールや血圧を下げる効果をうたった健康食品です。

会社の発表によりますと、ことし1月、「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことが報告されたということです。

その後、体調不良が報告された患者の数は13人に増え、このうち6人が入院が必要となり、一時、人工透析が必要になった人もいるということです。

会社によりますと、腎臓の病気を発症した人が摂取した製品には同じロットの原料が使われていて、分析の結果、想定していない成分が含まれている可能性があることがわかったということです。

「紅麹コレステヘルプ」は2021年に販売を始めて以降、ことし2月までにあわせて106万袋が販売されています。

会社では「健康食品が原因となった可能性がある」として、商品およそ30万個を自主回収するとともに、持っている人には今後使用しないよう呼びかけています。

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NHK NEWS WEB 2024年3月22日 19時51分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240322/k10014399441000.html