※2024/04/05 21:38
読売新聞

 北海道職員が道内選出の長谷川岳参院議員(自民)から厳しい 叱責しっせき を受けた問題で、鈴木直道知事は5日の定例記者会見で、複数の幹部が知事の聞き取りに対して、長谷川氏の言動を「威圧的」と回答したと明らかにした。幹部2人が昨年度、長谷川氏との面会や会議のため20回以上出張していたことも判明。鈴木知事は言動について、「改めていただくべく(再度)申し入れた」と述べた。

 道によると、前副知事と昨年度の水産林務部長、経済部観光振興監、同部ゼロカーボン推進監の出張回数を調査した。長谷川氏との面会や会議のために出張した回数については、ゼロカーボン推進監が25回、水産林務部長が20回、前副知事が10回、観光振興監が7回に上った。道関係者によると、他の国会議員にこうした対応はしていないという。道は今後、他の幹部職員の出張回数も調べる。

 鈴木知事は、長谷川氏の具体的な発言内容は明らかにしなかったが、「威圧的と受け止めた人が複数確認された」とも説明。「職員は国会議員と話すときに 萎縮いしゅく しがちなところがある。だからこそ、言葉遣いや対応を注意しないといけない」と強調した。5日午前に電話で指摘し、長谷川氏は改善を約束したという。

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