ゴールデンウィーク真っただ中、各地で刃物を持った人物による事件や、不審者の目撃情報が相次いでいて、中には、容疑者が今も逃走中の事件もあり注意が必要だ。

1日午後、栃木・宇都宮市の個人商店に刃物を持った男が押し入った。

被害者となった81歳の店主によると、男が持っていたのは果物ナイフで、手袋していてピカピカ光っていたという。
「これは危ないと思ったから後ろ向かないようにと思っていた。ズブッとやられるでしょ」と、事件発生当時の緊迫した状況を語った。

押し入った男はレジから現金約5000円を奪って逃走したが、被害に遭った店主は、刃物で脅されながらも、ひるむことなく「強盗なんてしていないで働け」「なんでこんなことをしたんだ」などと説教したという。だが、男が返答することはなかった。

警察によると、逃走した男は20代後半とみられ、身長は170cmほど、緑色っぽいカッパを着用しフードをかぶっていたという。

店主は男が以前、店を訪れていたことを覚えていた。
男は、リングドーナツという4つ入って50円の駄菓子を買っていったという。店主は「今になって思えば、下見に来たのかなと思う」と語った。

警察は強盗事件として男の行方を追っている。

[FNNプライムオンライン]
2024/5/2(木) 18:02