パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍の攻撃が続くなか、国連総会は緊急特別会合を開き、パレスチナの国連加盟を支持する決議を採択しました。

記者
「賛成が143、圧倒的な賛成多数で決議は採択されました。会場から大きな拍手が沸き上がっています」

決議は、「オブザーバー国家」の位置づけとなっているパレスチナの国連での権利拡大を認め、今後の正式加盟を支持する内容です。採決では日本を含む143か国が賛成し、イギリスなど25か国が棄権、反対はアメリカなど9か国にとどまりました。

イスラエルのエルダン国連大使は、「国連憲章を無視した手続きだ」などと述べ、シュレッダーを取り出し、こう非難しました。

イスラエル エルダン国連大使
「あなたたちは自分の手で国連憲章をシュレッダーにかけている。そういうことをやっているんだ。恥を知れ」

加盟には安保理による勧告決議が必要で、拒否権を持つアメリカが反対の立場のため、加盟が実現する見通しはたっていません。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1164031?display=1