「本が売れない」へ反撃の拠点 今村翔吾さん、神保町にシェア型書店

 直木賞作家の今村翔吾さんが4月、東京・神保町にシェア型書店をオープンさせた。これまでも大阪や佐賀で書店を運営してきた今村さんが、なぜ「本の街」に新たに書店をオープンしたのだろうか。

 「どうぞ!」。司会のかけ声と共に、参加者が一斉にテープカットをすると、大きな拍手と歓声が起こった。4月27日、本の聖地・神保町の一角にシェア型書店「ほんまる」が誕生した。今村さんは「出版業界をあきらめないための反撃の本丸として、『ほんまる』が神保町にできたことを喜びます。今日ここから、出版の灯を絶やさないための反撃に出ます。歴史の一ページになるよう頑張っていきます」とあいさつした。

毎日新聞【荒木映美】2024/5/12 17:00(最終更新 5/12 17:09)
https://mainichi.jp/articles/20240511/k00/00m/040/132000c