通算5期目入りしたロシアのプーチン大統領は、ショイグ国防相を退任させ、後任に第1副首相を務めたベロウソフ氏を充てる人事を上院に提案した。上院が12日、通信アプリ「テレグラム」で発表した。大統領府によると、プーチン氏はパトルシェフ安全保障会議書記を退任させ、後任にショイグ氏を充てる大統領令を出した。

 ウクライナ侵攻の中で異例の交代人事。ショイグ氏は陣頭指揮から外れる形で、「昇進」との見方は薄い。当初、短期戦を見込んだ侵攻が長期化した責任を問われた可能性もありそうだ。

 ラブロフ外相は続投が提案された。プーチン氏はこれらを含む軍・治安機関などのトップ人事を上院と協議し、近く任命する見通しだ。

時事通信 外信部2024年05月13日05時59分配信
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