http://www.sankei.com/affairs/news/170418/afr1704180025-n1.html

 仙台市の東北薬科大に在学中、出会い系サイトで知り合った男性に睡眠導入剤入りのチョコレートやアイスクリームを食べさせ、クレジットカードを盗んだとする4件の昏睡強盗罪などに問われた小浜翠被告(25)=秋田県横手市=の控訴審判決で、仙台高裁は18日、懲役4年とした一審仙台地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却した。

 被告側は量刑が重すぎるとして執行猶予を求めていた。判決理由で嶋原文雄裁判長は、計画的かつ巧妙な犯行だとした上で「被害者の体に大きな危険を伴う可能性もあり、一審の量刑が不当とは言えない」と述べた。

 判決によると、小浜被告は平成27年6月11〜24日、仙台市の居酒屋で40〜50代の男性4人に睡眠導入剤を混ぜたアイスやチョコを食べさせ、昏睡状態に陥らせた上、クレジットカードを盗んだ。うち1人のカードを不正に使い、約5万円のブレスレットを買った。

 小浜被告は大学を退学処分になった。