岡山市斎場訴訟 原告が敗訴

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4024433531.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

岡山市が新しい斎場を建設するため産業廃棄物処分場の跡地を約4億4000万円で購入したことについて、
建設に反対する地元住民らが適正価格を大きく上回っているとして岡山市長などに
過払い分を支払うよう求めた裁判で、岡山地方裁判所は原告の訴えを退けました。

この裁判は、岡山市北区富吉の産業廃棄物最終処分場の跡地での斎場の建設に反対する
地元住民らのグループが、跡地には宅地としての利用価値がほとんどないのに、
岡山市が「宅地」として評価し新しい斎場の建設地として約4億4000万円で購入したのは
適正価格を大きく上回り不当だとして、岡山市長などに適正価格との差額の
約3億4000万円を支払うよう求めたものです。

18日に岡山地方裁判所で開かれた判決公判で善元貞彦裁判長は、跡地について
「宅地と判断したことは不合理とはいえない」と指摘した上で
「産業廃棄物処分場だったことが考慮された上で評価されている」
などとして原告の訴えを退けました。

判決後、会見を開いた住民グループの福明忠副会長は
「私たちの主張が全く認められず市の責任を追及できなかったことは残念だ。今後も戦っていく」
と話し控訴する考えを示しました。

一方、岡山市の大森雅夫市長は、
「市の手続きが適正であるとの判断をいただいたと考える。
新しい斎場に関しては、引き続き地元の皆様に丁寧な説明を行い真摯に対応したい」
とコメントしています。

04/18 18:33