日本郵便は25日、宅配便の再配達の削減に協力した人に共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」などのポイントを贈る試みを9月末までの期間限定で始めた。
利用者が宅配便「ゆうパック」で発送されるインターネット通販の荷物を郵便局やコンビニエンスストア、宅配ロッカーで受け取る人に付与する。自宅外の受取場所を知ってもらい、どの程度使われるかを検証する。

1ポイント1円相当のポイントを付与する。三菱商事系のロイヤリティマーケティングが運営する「ポンタ」のほか、
イオンの「WAON(ワオン)」、NTTドコモの「dポイント」など4種類に対応する。費用は日本郵便が負担する。

直接受け取りの場合、郵便局なら50ポイントを付与する。
ほかにファミリーマート、ローソン、ミニストップの3つのコンビニチェーンと、日本郵便が駅や郵便局に設置している宅配ロッカー「はこぽす」でもそれぞれ5ポイントを付ける。

不在で持ち帰った荷物を利用者が取り来る場合、郵便局なら10ポイント、はこぽすでは1ポイントが付く。
利用者は受け取ったゆうパックのラベルに記された問い合わせ番号などを特設サイトに入力し、希望のポイントを選ぶ。日本郵便がポイント提供会社に付与を依頼する。

日本郵便の再配達率は2割に達する。ネット通販の普及による荷物量増加と人手不足で業界は過重労働で疲弊している。
削減した配送コストを消費者に還元し、自宅外受け取りを選択する人を増やして負担を減らす。

ただ駅などの宅配ポストは、収まる荷物であっても大きいと持ち帰るのが面倒で利用されないことも多い。
複数の受取場所を用意して、どのような場面でどう使われたかを分析し、今後の負担軽減策に生かす。

配信 2017/4/25 11:59

日本経済新聞 ニュースサイトを読む
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25H7V_V20C17A4000000/

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