生態系に大きな影響を及ぼし、人にかみつくおそれがある特定外来生物カミツキガメの大規模な捕獲作業が千葉県の印旛沼の周辺で始まりました。

この捕獲作業はカミツキガメの活動が活発になる時期にあわせて、千葉県が印旛沼の周辺で毎年行っています。
25日はカミツキガメの駆除専門の職員として、ことし県に採用された今津健志さんらが印西市の排水路で作業を行いました。
24日に仕掛けておいた20個のワナを回収したところクサガメが7匹かかっていましたが、カミツキガメは捕まえられませんでした。

千葉県によりますと印旛沼周辺にはカミツキガメがおよそ1万6000匹生息していると推定されていて、昨年度は1400匹余りを捕獲しましたが、それでも増え続けているということです。

千葉県は1年間に2500匹以上の捕獲を目指していて、今津さんは「きのうの夜にかけて気温が低かったため捕獲できませんでしたが、
1匹でも多く捕獲しなければならない状況なので、効率よく作業をしていきたい」と話していました。

配信 4月25日 12時40分

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170425/k10010960441000.html

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https://mainichi.jp/articles/20170202/k00/00m/040/057000c