カナロコ by 神奈川新聞 5/11(木) 15:00配信

ファストフード大手の日本KFCホールディングス(横浜市西区)は10日、連結子会社で宅配ピザのピザハット事業を手掛ける日本ピザハットとフェニックス・フーズの株式を譲渡すると発表した。
譲渡先は投資会社のエンデバー・ユナイテッド・パートナーズ・シックス(東京都)で、譲渡金額は非公表。競合激化などを受けて決断した。

KFCホールディングスが同日発表した2017年3月期連結決算は、売上高が前期とほぼ横ばいだった一方、ピザハット事業が黒字転換し増益となった。

売上高は前期比0・2%減の880億3200万円。事業別では主力のケンタッキー事業が692億5100万円で1・2%増だったが、ピザハット事業は3・3%減の149億2200万円だった。

営業利益は27・2%増の25億5800万円。ピザハット事業の営業損益は、不採算店舗の見直しや広告宣伝費など諸経費の効率化などで前期の3億5100万円の赤字から1億5300万円の黒字に転換した。

18年3月期の業績予想は、ピザハット事業を譲渡する影響などで、売上高が12・1%減の774億円、営業利益が53・1%減の12億円、純利益は9・8%増の15億円を見込む。

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