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高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」を展開するドイツの大手自動車メーカー、ダイムラーが、排ガス規制を逃れるためにディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた疑いがあるとして、現地の検察当局は関係先を捜索したことを明らかにしました。
ドイツ南西部のシュツットガルトの検察は23日、排ガス規制を逃れるためにディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた疑いがあるとして、ドイツ国内にあるダイムラーの関係先11か所を捜索したことを明らかにしました。

これについてダイムラーは声明を出し、「捜査には全面的に協力している」としています。ドイツでは去年、運輸当局がダイムラーを含む5つの会社のディーゼル車で排ガスの浄化機能を不適切に低下させる設定が見つかったと指摘しましたが、ダイムラーは不正にはあたらないと主張したうえで、自主的に24万台余りのディーゼル車をリコールしていました。

一方、ディーゼル車をめぐる一連の問題では、ドイツのフォルクスワーゲンがおととし9月、世界でおよそ1100万台に不正なソフトウエアを搭載していたことを認め、ドイツの検察当局やアメリカの司法省が捜査を続けています。

5月24日 6時34分