横浜市は市民の歩数に応じてポイントを付与する健康づくり事業「よこはまウォーキングポイント」の参加者を増やすため、スマートフォン(スマホ)用の歩数計アプリを導入する。現在は市が無償配布する専用歩数計が必要だが、より多くの市民が気軽に参加できるようにする。新たなアプリは開発事業者を今後公募し、2018年度に導入する計画だ。

 よこはまウォーキングポイントはデータ送信機能付きの歩数計を使用。コンビニエンスストアや事業所など市内約1000カ所に設置した専用読み取り機にかざすと、歩数ポイントが加算される。3月末時点の参加者は約23万人に上った。

 新たなアプリはスマホのデータ通信機能を利用。歩数データを自動送信し、ポイントを加算する。地図や全地球測位システム(GPS)とも連動させ、市の見どころを紹介する機能も搭載する。

 パソコンなどで歩数や消費カロリー、参加者の歩数ランキングなどを確認したり、ポイントをためると抽選で商品券などが当たったりする従来の機能も使えるようにする。

 市は6月末〜7月中旬にアプリの開発を希望する事業者から提案を公募。8月ごろまでに事業者を決定し、18年度からアプリを利用できるようにする。

配信 日本経済新聞 2017/5/24 7:00
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB23H7A_T20C17A5L82000/