お父さん、コスパより見た目よ――矢野経済研究所が行ったスイーツの購入実態調査で、中年男性は価格を重視するのに対し、女性は見た目が大事だと考えていることが浮き彫りになった。

調査は2016年11月に20〜60代の男女857人(男性426人、女性431人)を対象にインターネットで行われ、消費者の和菓子、洋菓子、デザート類(ヨーグルト、プリン、ゼリー、アイスクリーム)の購入実態や需要動向が調べられた。

和菓子全般を「好き」または「どちらかというと好き」と回答したのは77.8%、洋菓子全般を「好き」または「どちらかというと好き」と回答したのは89.5%となり、洋菓子の比率が高かったものの、
同研究所では「日本人のスイーツ類全般に対する嗜好の高さがうかがえる」としている。

ちなみにデザート類では、アイスクリームを「好き」または「どちらかというと好き」とする回答が89.1%と高くなった。プリンは86.1%、ヨーグルトは 81.5%だった。

購入の際に「価格」を重視する男性は40〜50代で60%以上と高く、ボリュームに関しても男性40代が全世代中最も高かった。
一方、「商品の見た目」については、全年代の女性で60%前後と高かった。また、「新商品であること」については女性 30代と50代で全体より高くなる傾向が見られた。

ケーキで女性の気を引こうというお父さん世代には大いに参考になる結果だ。

矢野経済研究所
5/25 スイーツの購入実態・需要動向に関するアンケート調査を実施(2017年)
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001693
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1693.pdf

配信 2017年5月26日 21:35
財経新聞
http://www.zaikei.co.jp/article/20170526/373566.html