性的少数者(LGBT)のパートナー関係を行政が認める制度が、1日から札幌市で始まった。

 同様の制度は東京都の渋谷区や世田谷区などで導入されているが、政令指定都市では初めてのケースとなる。

 制度の名称は「札幌市パートナーシップ宣誓制度」。パートナーとしての承認を希望するカップルが、市職員立ち会いの下で宣誓書に署名すると、「受領証」が交付される。

 交付で、結婚と同等の法的権利や義務は生じないが、認証を受けることでパートナーが相手の生命保険の保険金を受け取れる場合があるという。

 市によると、この日は午後1時現在、3組が市役所を訪れ、宣誓した。女性のカップルは、市職員からパートナー関係を示す書類を受け取ると「やっとこの日を迎えられた。これから先、一緒にいられると思うと安心できる」と喜びを語った。

2017年06月01日 13時30分 読売新聞
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