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長野県の防災ヘリコプターが墜落し、9人が死亡した事故から、5日で3か月です。唯一の防災ヘリを失った長野県は、今月にも消防防災態勢の検討会を設置し、新たな防災ヘリの確保など今後の方向性について本格的な検討に入ります。
3か月前の3月5日、長野県松本市の鉢伏山に山岳遭難の救助訓練を行う予定だった県の防災ヘリコプターが墜落し、パイロットや消防隊員ら9人全員が死亡しました。

唯一の防災ヘリを失った長野県は、事故のあと自前で上空からの消火活動ができず、先月、飯田市で発生した山林火災では5つの都や県に加え、自衛隊のヘリにも出動を要請しました。

長野県は、応援に頼った態勢には限界があるとして、今月にも消防防災態勢の在り方に関する検討会を設置し、新たな防災ヘリの確保やパイロットの養成の在り方など今後の方向性について本格的な検討に入ります。

一方、この事故では、機内で撮影されたビデオの映像や墜落現場付近の状況などから、ヘリコプターは山肌近くを低空飛行し始めてまもなく機体の一部が木に接触したと見られていて、警察などは、現場から回収された機体を詳しく調べて事故原因などの解明を進めています。

6月5日 6時04分