鑑別所の子どもの14%親と飲酒

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093990831.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

那覇少年鑑別所がこのほど、去年1年間に入所した子どもに飲酒に関するアンケートを行った結果、
親と一緒に酒を飲んだことがあると答えた人がおよそ14%にのぼり、
大人の意識の低さが、子どもの飲酒に関する問題の背景にあることが浮き彫りとなっています。

少年鑑別所は、事件を起こした疑いのある少年や少女を収容して、
少年審判の前に専門家が心身の状況などを調査する施設です。
那覇少年鑑別所は、去年1年間に入所した14歳から19歳の合わせて166人に
飲酒に関するアンケート調査を行いました。

この中で、お酒を飲んだことがあるか尋ねたところ95.8%にあたる159人が「ある」と答え、
このうち、37.1%にあたる59人が飲酒運転や暴行事件で補導されるなど、
子どもの飲酒が非行の背景にあることが明らかになりました。

また、酒を飲んでいることについて親がどう認識しているか尋ねたところ7.5%にあたる12人が
「許している」と答えたほか、子が飲んでいることを親が
「知らない」と「分からない」と答えた人が7割以上を占めています。

さらに、親と飲酒した経験があるか尋ねたところ「ある」と答えたのが13.8%にあたる22人にのぼりました。

那覇少年鑑別所は
「子どもの飲酒に対する大人の意識が低さが問題の背景にあると見られる。
大人の側が子どもたちを絶えず見守ることが大切だ」
と話しています。

06/05 09:58