https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170605-00010000-sentaku-soci

 村上春樹氏の七年ぶりとなる本格長編『騎士団長殺し』が二月に新潮社から刊行されたが、売れ行きが当初の目論見から外れ、「過去の作品と比べると、明らかに動きが鈍い」(大手取次幹部)という。
 新潮社は昨年十一月以降に、かなり力を入れたPRを行ってきた。初版は上下巻合計で異例の百万部を刷り、しかも発売直前に増刷をかけて過去最高の百三十万部を用意した。ニュース番組でも報じられた発売日とその直後にはかなりの売れ行きを見せ「初動で五十万部くらいまでは一気に売れたが、そこで急激にブレーキがかかった」(大手出版社関係者)という。現に、一般書店では今もうずたかく積まれた状態が続いており、最近では「五十万部以上が返本される可能性が取り沙汰されている」(出版業界関係者)。全量は保管できないため、多くが裁断処理されることになるが、新潮社には「返本十万部あたり一億数千万円」(同)ともいわれる負担が重くのしかかる。
 前回、二〇〇九〜一〇年に新潮社から『1Q84』が出版された際は社会現象にまでなったが、その夢よもう一度という願いは難しい状況になっている。

2017/06/07(水) 07:33:21.25
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