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安倍総理大臣は、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話で会談し、イスラム過激派を支援しているなどとして、サウジアラビアなどがカタールと国交を断絶したことについて、地域の結束の維持に向けてクウェートによる仲介を支持する考えを伝えました。
安倍総理大臣は、27日午後4時すぎから、今月21日、サウジアラビアの皇太子に就任したムハンマド前副皇太子と、およそ20分間電話で会談しました。

この中で安倍総理大臣は、皇太子就任に祝意を伝えたうえで、イスラム過激派を支援しているなどとして、サウジアラビアなどがカタールと国交を断絶したことについて、「サウジアラビアの指導力により、地域の結束が維持されることを望む」と述べました。

そして安倍総理大臣は、対話を通じた平和的な解決に向けて、クウェートによる仲介を支持する考えを伝えたのに対し、ムハンマド皇太子は、「サウジアラビアとしては本件の解決に努力しているところだ」と述べました。

また安倍総理大臣は「中東の平和と繁栄の鍵となり、日本のエネルギー安全保障の柱であるサウジアラビアとの関係は極めて重要だ」と述べ、引き続き緊密な関係を維持したいという考えを伝えたのに対し、ムハンマド皇太子は「日本との関係を重視している。このような関係をさらに強化していきたい」と応じました。

6月27日 20時29分