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[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリアの南オーストラリア州の野党は3日、州独自に導入を検討している銀行課税を認めないと表明した。議会で関連法案は否決される見込みとなった。

州議会の野党指導者であるスティーブン・マーシャル氏は記者団に対し、「これは南オーストラリア州の雇用に有害な課税だ。われわれはこの課税を阻止し、雇用を創出する」と述べた。

マーシャル氏率いる野党は州議会上院(定数22)のうち8議席を占めるにすぎないが、同氏によると、銀行課税を認めないと話している無所属議員3人から野党への支持を取り付けているという。議長である議員1人は法案への採決に参加することはできない。

野党は3日の株式市場が閉まった後に銀行課税法案を否決するとしている。

同国では、連邦政府も5月、豪大手銀行5行に対する62億豪ドル規模の新たな銀行課税を発表している。

2017年 7月 3日 7:19 PM JST