イスラム過激派組織「イスラム国」が約3年間にわたって拠点を置くイラク北部の都市モスルでは、子供を戦闘員に育てる「ジハード(聖戦)教育」に反発が広がっていた。

 自由になった今も洗脳の後遺症を抱える少年もいる。

 「やつらは若い戦闘員が必要だった。体の大きい子供が狙われていた」。先月末、ムハンマド・ジュボリさん(45)は、「イスラム国」が市内の家庭を回り、少年を連行していたことを明らかにした。ある家庭では、拒否した父親を「殺すぞ」と脅し、「お前のおやじは、アッラー(神)の敵だ」と子供を諭しながら連れ去ったという。

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