大学入試センター試験に代わって2020年度から導入する「大学入学共通テスト(仮称)」の英語について、文部科学省は23年度まで大学入試センターが作成する従来型のマークシート式試験と実用英語技能検定(英検)などの民間試験を併存させる方針を固めた。

 10日に開く有識者会議に提案し、了承される見通しだ。20年度から民間試験に全面移行する案も検討したが、高校や大学の反対もあり、当面は大学側がマークシート式か民間試験、またはその両方を選択できるようにする。

 文科省はこのほか、記述式問題を導入する「国語」の試験時間を現行の80分から100分程度に、「数学1」「数学1・数学A」は60分から70分程度に延ばす方針も有識者会議に示す。

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2017年07月07日 06時00分読売新聞
http://yomiuri.co.jp/national/20170707-OYT1T50000.html