【深川】深川市郊外の市立納内(おさむない)診療所の前院長(52)と市が対立して6月から休診となっている問題を巡り、市は6日、前院長が患者のカルテを診療所から持ち出し、所在不明となっていることを明らかにした。

市によると、所在不明となっているのは前院長が着任した2014年10月以降のカルテで、氏名や住所、病歴などの情報が記録されている。
同診療所の年間患者数は延べ約5千人だが、市は実数を把握しておらず、何人分が持ち出されたかは不明。第三者への流出は確認されていないという。

市と前院長は運営経費などを巡り3月から対立。市の退去要請を受けた前院長が6月19日に診療所を引き払い、休診が続いている。
市は前院長の退去前、カルテを引き渡すよう求めていたが、前院長側は「後日回答したい」との文書を市に送付し、回答しないまま退去。

その後、市が診療所内を調べたところ、見つからなかったという。

配信 07/07 07:00、07/07 12:33 更新
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