https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170718-00000001-withnews-sci

「みそ汁サーバー」がツイッター上で話題になっています。コンビニやスーパーで
売っている液みそを使って、まるでコーヒーのように一杯ずつ、みそ汁を作ることが
できる機械です。作ったのは、みそメーカーのマルコメ(本社・長野市)です。
まるでコーヒーマシンのようなオシャレなボディーには、「みそ汁離れを止めたい」
という思いが込められています。広報担当者に話を聞きました。

ツイッターで話題に

今月7日、「周囲の人間がどんどんこれ購入していってて感染力の強さを見せつけている」
という文言とともにツイッター投稿された画像。

コーヒーマシンのような赤いボディーの上部には、ペットボトルに入った液みそが
取り付けてあり、注出口の下の紙コップには、みそ汁が注がれています。
どうやらこの機械は、家庭用みそ汁サーバーのようです。

この投稿に対して、「毎日朝の始まりはこれできめたい」「使い勝手はとても良さそう」
といったコメントが寄せられ、リツイートは3万4千を超えています。

家庭用みそ汁サーバーとは

写っていたのは、マルコメが2014年から販売している家庭用みそ汁サーバー
「椀ショット 極(きわみ)」です。

電源コンセントにコードを差し込み、マシン上部に液みそを取り付けるだけで、
簡単にみそ汁が作れるこの機械。みそ汁の注出時間は約1分で、好みの濃さにするために、
みそやお湯の量を調整する機能もついています。

背面には、取り外し可能な水を入れるタンクがあるため水道工事は不要。
液みそ注出部分は取り外して簡単に洗える仕様になっています。

豆腐やネギ、わかめといったフリーズドライの具材も販売していますが、メインの液みそは、
専用品ではなくコンビニやスーパーなどで売っているものが使える点も便利です。

開発のきっかけは

なぜ、みそメーカーが家庭用にみそ汁サーバーを開発したのか? 広報担当者はこう説明します。

「もともと業務用はあったんですが、自宅でも手軽にみそ汁を飲んでもらいたい、という思いで
開発しました。みそ汁離れに対する危機感があります」

生活様式の変化でみそ離れが続き、人気は低下傾向にあります。総務省の家計調査によると、
みその年間購入数量(2人以上の世帯)は、この40年余りで3分の1に減っています。

マルコメでは、世界的モデルのミランダ・カーさんをテレビCMに起用。イメージ転換や、
若い女性の取り込みを図っています。