大阪府は1日、府内の60歳代女性が、マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染し、入院したと発表した。

 大阪府で感染者が確認されたのは初めて。女性は和歌山県内でマダニと接触した可能性が高く、命に別条はないという。発表では、女性は7月中旬に和歌山県内の野山に出かけ、その後、高熱や下痢の症状を訴え、同26日に入院した。

 マダニは山林や草地に生息。府は野山に出かける際は長袖、長ズボンを着用し、衣服は速やかに洗濯するよう呼びかけている。国立感染症研究所のホームページによると、SFTSは7月26日までに21府県で280人の患者が報告され、58人が死亡している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170801-OYT1T50144.html