明石市は4日、今月1日時点の推計人口が29万5557人となり、過去最多を記録したと発表した。
第2子以降の保育料無料化といった子育て支援策の充実や市内の宅地開発などにより、
子育て世帯を中心に市外からの転入増が要因とみられる。
同市では来年度に中核市への移行を控えており、人口30万人の大台も現実味を帯びてきた。

市によると、同市の人口は平成11年9月の29万5476人をピークに一時減少、
その後増減を繰り返し、26年ごろから上昇に転じた。最多記録の更新は17年11カ月ぶり。
今年半年の人口増加数も1111人と県内1位で、出生数も2年連続で増加した。

西脇土地区画整理事業に伴う宅地開発で大久保地区の人口が増加。
中学3年までの子供の医療費無料化や第2子以降の保育料無料化といった子育て支援策の推進と市外への
情報発信などで、25〜39歳の親と9歳以下の子供がいる世帯の転入増加につながったとしている。

泉房穂市長は「子育て世帯の負担軽減などが今回の数字につながった。
今後も市民のニーズに応じた施策に取り組んでいきたい」と述べた。

http://www.sankei.com/region/news/170805/rgn1708050015-n1.html