世界文化遺産・富士山の山頂付近で、ご来光前後の初の登山者数調査が5日始まった。

 現状のままでは、文化遺産価値を損ねかねないとして、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)から登山者による混雑を防ぐよう求められたため、富士山を管理する山梨、静岡両県が実施。調査結果を踏まえ、登山者を分散させる対策を検討する。

 調査は今年の開山期間(7月1日〜9月10日)のうち、登山者数がピークを迎える8月上〜中旬の週末に照準を合わせ、5日のほか、6、12、13日にも行われる。ご来光を見る目的の登山者が予想される午前2〜6時に両県の登山ルートの8、9合目付近で、調査員がカウンターで人数を数える。

http://yomiuri.co.jp/national/20170805-OYT1T50053.html
山頂でご来光を見る観光客
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シーズン中の登山者数
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