0001みつを ★
2017/08/06(日) 23:58:21.11ID:CAP_USER9台風5号は、高知県の南の海上を北東へ進んでいて、7日の朝、四国にかなり近づく見込みです。7日にかけて四国や九州、東海などで局地的に猛烈な雨が降り、ところによって平年の8月1か月の雨量を大幅に上回る大雨が予想され、気象庁は、大雨や暴風などに警戒し、避難などの対策を進めるよう呼びかけています。
気象庁の発表によりますと、台風5号は、午後11時には高知県の足摺岬の南南西90キロの海上を1時間に20キロの速さで北東へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心から半径90キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
これから特に警戒が必要なのが大雨です。この時間は、四国を中心に台風を取り巻く発達した雨雲がかかっているほか、台風からの湿った空気の影響で関東北部や長野県の山沿いで局地的に雨雲が発達しています。
気象庁のレーダーによる解析で群馬県みどり市付近では午後9時までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は災害の危険が迫っているとして、「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
みどり市に国土交通省が設置した雨量計では、午後9時40分までの1時間に98ミリの猛烈な雨を観測しました。また、午後10時までの1時間には、高知県仁淀川町の鳥形山で32.5ミリの激しい雨を観測しました。大分県佐伯市と群馬県草津町、中之条町、みどり市、それに嬬恋村では、土砂災害の危険性が非常に高まり自治体が避難勧告を出す目安とされる「土砂災害警戒情報」が発表されています。
台風は、このあとも高知県の南の海上を北東へ進み、7日の朝には四国にかなり接近する見込みで、7日にかけて四国や九州、東海、それに近畿などで断続的に雷や突風を伴い、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
7日夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、高知県で700ミリ、徳島県と三重県で600ミリ、和歌山県と奈良県で400ミリ、大分県で350ミリ、宮崎県と愛媛県で300ミリ、熊本県と静岡県で250ミリなどと予想されています。
また、7日夕方から8日の夕方までの24時間には、東海と北陸で300ミリから400ミリ、近畿で200ミリから300ミリ、中国地方で100ミリから200ミリの雨が降ると予想され、台風の動きが比較的遅く、雨雲が長時間かかり続けるおそれがあることなどから、ところによって平年の8月1か月の雨量を大幅に上回る大雨になると予想されています。
また、暴風や高波、高潮にも警戒が必要です。7日にかけての最大風速は九州南部と九州北部それに四国で30メートル、中国地方と近畿それに東海で25メートル、北陸で20メートル、鹿児島県の奄美地方で18メートルと予想され、最大瞬間風速は、九州南部と九州北部それに四国で45メートル、中国地方と近畿それに東海で35メートル、北陸と奄美地方で30メートルに達する見込みです。
また、7日は九州から東海にかけての広い範囲で波の高さが6メートルから8メートルの大しけとなるほか、いまは潮位が高い大潮の時期にあたるため、四国や近畿、中国地方などの海岸や川の河口付近の低い土地では、高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫、それに暴風や高波、高潮に警戒し、自治体が出す情報などをもとに、避難などの対策を進めるよう呼びかけています。
特に、お年寄りなど避難に時間がかかる人や山沿いや川沿いに住む人などは、雨や風が強まって状況が悪化する前に安全な場所に早めに避難してください。
また、いまは台風から離れていても今後の予想進路にあたる地域では、自分が住んでいる場所で、土砂災害や河川の氾濫など、どのような災害が起きやすいかを確認したり、避難場所の位置を防災マップで確認したりするなど備えを進めてください。
8月6日 21時57分