http://www.asahi.com/articles/ASK8K663CK8KUTIL02L.html
 気象庁は17日、北日本や東日本の太平洋側などで、8月前半の日照時間が平年の30〜50%ほどだったと発表した。今後も1週間程度は曇りや雨の日が多く、気温も上がらないため、農作物などの管理に注意を呼びかけている。

 同庁によると、7月末に発生したオホーツク海高気圧の影響で、北東からの冷たい気流が流れ込みやすくなっている。太平洋高気圧の張り出しも弱く、東京都心は8月としては40年ぶりに17日連続(1〜17日)で雨を観測し続けるなど、雨や曇りの日が多い。

 このため今月1日から16日の各地の日照時間は平年比で、北海道のオホーツク海側で27%、東北の太平洋側で39%、関東甲信で52%、東海で64%。近畿から九州にかけても、今月上旬の台風5号の影響などで、日照時間は10〜20%ほど短くなっている。

 8月下旬も太平洋高気圧の張り出しが弱いなど、北日本や東日本では平年に比べて晴れる日は少なくなる見込みだという。(山本孝興)