産経WEST2017.8.21 19:34更新
http://www.sankei.com/west/news/170821/wst1708210078-n1.html

 和歌山県太地町で9月から始まるイルカなど小型鯨類の追い込み漁を前に県警は21日、反捕鯨団体の違法な活動を監視する臨時交番を畠尻湾前に設置した。来年3月末まで24時間常駐する。

 臨時交番は平成23年からで、今年は女性警察官2人を含む7人で構成。同町では、これまでにいけす網が切断されたり、捕鯨のモニュメントが壊されたりしている。県警によると昨年は約80人の活動家を確認した。

 開所式で県警警備部の保富速人部長は「臨時交番を設置して以降、活動家の来町が減少するなど効果を上げている。町民が安心して暮らせるよう一丸となって警戒してほしい」と訓示。警察官らはパトカーに乗り込み、町内の巡回に出発した。