観光特急「青の交響曲」好調
09月10日 07時04分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170910/3764391.html

大阪と奈良県の吉野町を結ぶ近鉄の観光特急「青の交響曲」の利用客は運行が始まっての1年で、当初の見込みを大幅に上回る7万人に達し、吉野町では秋の観光シーズンの特急による効果にも期待が高まっています。
近鉄の観光特急「青の交響曲」は去年の9月10日、運行が始まり、大阪阿部野橋駅と奈良県の吉野駅との間を1日2往復で運行しています。
近鉄によりますと、平均の乗車率は90%と好調に推移し、利用客は、今月5日までに7万2000人に達し、当初の見込みを1万2000人上回りました。
近鉄は、片道の乗車料金が1690円と、高額でないことや、列車の中にあるラウンジで沿線の特産品を使った季節ごとのメニューを提供したことなどが人気を集めたとみています。
吉野町にはことしの桜の季節の4月に例年より3割近く多いおよそ27万人が訪れていて、吉野山観光協会は、旅館の宿泊料や飲食店の料金を割り引くキャンペーンを行うなどして秋の観光シーズンの特急による効果にも期待を高めています。