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全国の警察の捜査幹部を集めた会議で、警察庁の坂口正芳長官は、今月、神戸市で神戸山口組から離脱した組織の暴力団員が殺害された事件を受けて「容疑者を早期に検挙し捜査の徹底による組織の弱体化・壊滅を図ってほしい」と述べ取締りの強化を指示しました。

東京・千代田区で開かれた会議には、全国の警察の捜査幹部などおよそ360人が出席しました。

この中で警察庁の坂口長官は、今月12日、神戸市で神戸山口組から離脱した「任侠山口組」の暴力団員が拳銃で撃たれて殺害された事件を受けて「今後、神戸山口組の内部対立の激化が懸念される。警戒活動を徹底するとともに容疑者を早期に検挙し捜査の徹底による組織の弱体化・壊滅を図ってほしい」と述べ、取締りの強化を指示しました。

また坂口長官は、検挙数が低迷している贈収賄事件や増加傾向が続く特殊詐欺といった知能犯罪の検挙に力を入れるよう訓示したうえで、来月行われる見通しの衆議院選挙について「悪質な違反に重点を置いた取締りによって選挙の公正さを確保してほしい」と述べ、厳正で公平な取締りを徹底するよう指示しました。

9月26日 16時11分

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