酒気帯び状態で運転して出勤したとして、山口県警は16日、下松(くだまつ)署地域課長の男性警部(54)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで山口地検周南支部に書類送検し、停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。警部は容疑を認め、同日付で依願退職した。

県警監察官室によると、警部は9月21日午前7時45分ごろ、下松市西豊井の市道を酒気帯び状態で軽乗用車を運転した疑いがある。警部の酒の臭いに気付いた署員が検査したところ、基準値を超えるアルコールが検出された。

 警部は前夜、署長や次長らと市内の居酒屋で署の懇親会に出席。午後6〜8時ごろにビールや日本酒を飲み、その後、同僚4人と市内のスナックで午前0時ごろまで焼酎の水割りを7〜8杯飲んだという。

 山口県警では昨年10月にも山口南署の巡査が酒気帯び運転し、当て逃げをしたとして逮捕された。岡村卓徳首席監察官は「同様の事案が連続して発生したことを厳粛に受け止める」とコメントした。(根本晃)


2017年10月16日20時19分 朝日新聞デジタル
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