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10月23日 18時11分

台風21号による大雨の影響で、埼玉県川越市とふじみ野市では、住宅が床上まで水につかる被害が出て、一時、住宅に取り残された住民50人余りがボートで救助されました。消防によりますと、住民にけがなどはないということです。
台風21号の影響で、川越市寺尾と隣接するふじみ野市元福岡のいずれも一部の地域で、住宅が床上まで水につかる被害が出ました。

消防によりますと、1メートルほど水につかった住宅もあり、23日未明から「1階が水につかって家から出られない」などと、住宅に取り残された住民から救助の要請が相次いだということです。

消防は救助のためのボートを出して救助活動を行い、合わせて57人の住民を救助し、近くの公民館や小学校に避難してもらったということです。消防によりますと、これまでに体調を崩したり、けがをしたりして病院へ運ばれた人はいないということです。

川越市の寺尾地区では、午後3時半ごろ、消防隊員がボートを使って、取り残された夫婦と3人の子どもを救助していました。

救助された30代の男性は「早く救助に来てくれてよかったです。家はごちゃごちゃになりましたが、家族にけががなくてよかったです」と話していました。また、車庫に水が流れ込み、車などが水につかる被害を受けた65歳の男性は「土のうを積んでも流されてしまいました。大雨が降ったという感じはなかったので、これほどの被害になるとは思わなかったです」と話していました。