産経ニュース2017.11.19 11:51更新
http://www.sankei.com/world/news/171119/wor1711190008-n1.html

ハイテン米戦略軍司令官は18日、カナダ東部ハリファクスで開かれた国際安全保障フォーラムで、トランプ大統領が核攻撃を命令しても、違法と判断すれば従わず別の選択肢を提案する考えを明らかにした。米CBSテレビが報じた。

 核実験や弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮に対しトランプ氏が「炎と怒りに直面する」などと威嚇的な発言を続けていることを受け、米国内では大統領が核攻撃に踏み切る恐れがあるとの懸念も出ている。

 ハイテン氏は核攻撃の命令を受けた場合「もし違法なら『大統領、それは違法です』と告げる。そして、合法的なものは何かと大統領が尋ねてきたら、いかなる状況に対しても選択肢を提案する。そんなに難しいことじゃない」と説明した。

 さらに「もし違法な命令を実行したら、刑務所行きとなる。残りの人生を刑務所で過ごす可能性もある」と述べた。