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11月22日 16時02分

「デゴイチ」の愛称で知られる蒸気機関車の「D51」が、今月25日から44年ぶりに運行されるのを前にJR山口線で試運転が行われました。

D51は、昭和11年に製造が始まった、日本で最も多く製造された蒸気機関車で、デゴイチの愛称で親しまれてきました。

「SLやまぐち号」が走るJR山口線でも昭和48年9月まで運行されていましたが、山口県やJRが行っている観光キャンペーンに合わせて44年ぶりに復活することになりました。

22日朝行われた試運転で、D51はディーゼル機関車やことし9月に一新された客車と連結し、午前4時半すぎに島根県の津和野駅に向けて新山口駅を出発しました。列車は途中、徳佐駅に20分余り停車し、整備担当者が車輪周辺の温度を測定するなどして、車両に故障や不具合がないかなどを確認していました。

早朝にもかかわらず、駅や沿線には鉄道ファンの姿が見られ、山口線に戻ったD51の雄姿をカメラに収めていました。

千葉県から来た男性は「ことしだけで20回目ぐらいSLを見に来ています。山口線を盛り上げてくれると思うので、44年ぶりの運転を楽しみにしています」と話していました。

D51の運行は今月25日に始まり、翌26日には蒸気機関車C57と連結した重連運転も予定されています。

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