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11月24日 13時02分

小野寺防衛大臣は閣議の後の記者会見で、日本とイギリスが共同で研究している戦闘機に搭載するミサイルについて、来年度から試作品の作成段階に入る方針を明らかにしました。

防衛省は各国が戦闘機に搭載するミサイルの開発を進める中、領空侵犯などに対応するためには自衛隊の装備の性能向上が必要だとして、3年前からイギリスとともに戦闘機に搭載する中距離ミサイルの研究を進めています。

これについて、小野寺防衛大臣は閣議の後の記者会見で、「今年度までは、イギリスの技術に目標を探査・追尾するための日本の技術を組み合わせて、性能を分析する共同研究を行ってきた」と説明しました。そのうえで、「来年度は技術の確立のため、試作品を作って性能評価を行う」と述べ、来年度から6年間かけて、小型化や長射程化を進めた試作品の作成段階に入る方針を明らかにしました。

防衛省は、試作品の性能評価の結果も踏まえて、イギリスとのミサイルの共同開発に踏み切るかどうか判断することにしています。

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