トランスジェンダー入隊、1月に再開へ 裁判所が米政府の請求却下
2017年12月12日 5:51 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/articles/-/3155026
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/a/375w/img_1ad18ee5eecabb1973481cf9d5e85218183966.jpg
米ニューヨークのタイムズスクエアで、トランスジェンダーの人々の従軍禁止を発表したドナルド・トランプ大統領に抗議する人々
(2017年7月26日撮影)。(c)AFP PHOTO / Jewel SAMAD

【12月12日 AFP】米連邦裁判所は11日、心と体の性別が一致しないトランスジェンダー(性別越境者)の新兵の米軍入隊再開の一時差し止めを求めたドナルド・トランプ(Donald Trump)政権の請求を退けた。
これにより、来年1月1日から新規入隊が再開される見通しとなった。

 トランプ大統領は今年7月ツイッター(Twitter)で、トランスジェンダーの人々は米軍の「いかなる役務」に就くことも認めないと投稿し、抗議の嵐を巻き起こした。
トランプ氏は後にトランスジェンダー入隊禁止を定めた大統領覚書に署名。現役軍人らや権利団体はこれを不当として、直ちに提訴していた。

 司法省は先週、裁判が終わるまで来年1月1日の期限を遅らせるよう連邦裁判所に求めていたが、裁判所はこの申し立てを却下。
トランプ氏への打撃として受け止められる決定を下した。(c)AFP