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国内のデジタルカメラ市場が回復の動きを見せている。

 気軽に写真を撮れるスマートフォンに押されて苦戦が続いてきたが、高機能化や軽量化が進んだことなどから、再び愛好家などの注目を集めている。画像共有サービス「インスタグラム」の普及で、画像の質にこだわる消費者が増えたことも市場の回復を後押ししている。

 ◆10%増

 ソニーは11月、ミラーレス一眼カメラ「α7R3」を発売した。本体のみで税込み40万円前後と高価格だが、約4240万画素のセンサーで高画質な写真が撮れるなど、機能を充実させたことで、一部の売り場で品薄になる人気ぶりという。石塚茂樹執行役は「プロの要求にも応えられる商品を出せた」と自信を見せる。
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