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1月17日 20時20分
新潟県にある東京電力柏崎刈羽原子力発電所の周辺で、県の許可なく海藻や魚介類を採取する環境調査を行ったとして、東京電力と調査担当の社員が、県の漁業調整規則違反の疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは、東京電力と柏崎刈羽原発周辺の環境調査を担当する50代の社員です。

新潟県によりますと、この社員は去年5月、県が許可をした期間より前に5回にわたって海藻のエゴノリの採取や底引き網による魚介類の採取を調査を委託した業者にさせたとして、県の漁業調整規則違反の疑いが持たれています。

この違反行為は去年8月、東京電力の内部調査で発覚し、県が連絡を受けて事実関係を確認していました。

東京電力新潟本社は「県への採取の許可申請が遅れ、当初の予定がずれ込んだことを社内で情報共有できなかったミスが原因だ。今回の件を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めたい」としています。