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1月23日 6時06分
22日に大雪となった関東の平野部では、23日も各地で20センチを超える雪が残っているうえ、氷点下の厳しい冷え込みとなっていて、引き続き積雪や路面の凍結による交通への影響に十分注意が必要です。一方、冬型の気圧配置が強まるため、北日本の日本海側と北陸を中心に大荒れの天気となる見込みで、気象庁は暴風雪などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、本州の南岸付近を通過した低気圧の影響で、関東の平野部や東北の太平洋側では22日の午後から雪が強まり、東京の都心では22日夜、一時、積雪が23センチに達して、4年前の平成26年2月以来、20センチを超える大雪となりました。

関東や東北の太平洋側では雪はほぼやみましたが、午前5時の積雪は、福島市で26センチ、宇都宮市で25センチ、前橋市で24センチ、東京の都心で21センチ、仙台市で18センチ、水戸市で17センチ、横浜市で16センチなどと各地で雪が残っています。

また、午前5時までの最低気温は、さいたま市で氷点下2度7分、前橋市で氷点下2度4分、東京の都心で氷点下0度5分と厳しい冷え込みとなっています。

各地で路面が凍結するおそれがあり、気象庁は、交通への影響やスリップ事故、転倒などに十分注意し、車の運転をする場合は冬用のタイヤやチェーンを着用するよう呼びかけています。

また、上空にこの冬いちばんの強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まるため、北日本の日本海側と北陸を中心に雪を伴って非常に強い風が吹く荒れた天気になる見通しです。

24日の朝までに降る雪の量は、いずれも山沿いの多いところで、北陸で80センチ、新潟県で60センチ、東北と近畿北部、長野県、岐阜県で50センチ、北海道で40センチ、中国地方で25センチ、四国で15センチと予想されていて、その後も雪は降り続く見込みです。

北陸と東北、北海道、それに近畿北部では、24日にかけての最大風速が25メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想され、海上は大しけとなる見込みです。

強い冬型の気圧配置は今週土曜日ごろにかけて続くと予想され、気象庁は、日本海側を中心に大雪や猛ふぶきによる交通への影響や暴風、高波などにも警戒するよう呼びかけています。