地域に根ざした先導的な国際文化交流活動に取り組んでいるとして首都圏の3つの団体が表彰されることになり、23日、伝達式が行われました。

この地球市民賞は外務省が所管する独立行政法人「国際交流基金」が地域に根ざしたすぐれた国際文化交流を行う団体・個人を表彰するものです。
今年度は、全国149の中から首都圏の3つの団体が選ばれました。

このうち都内を拠点に活動する「NagomiVisit」は日本の一般家庭で食事などを楽しみたいという外国人と受け入れる家庭とをインターネットを使ってマッチングさせる活動をしています。
選考委員長の岡素之さんは受賞理由について、「寄付金や補助金に頼らずWEBを活用した活動は持続可能性があり先進的だ」と話しました。
伝達式にはこれまでの活動に参加してきた人たちも集まり、「NagomiVisit」の代表楠めぐみさんは「オリンピックでは外国人が東京だけでなく全国を訪れると思う。多くの方がマッチングを利用して外国人との交流を楽しんでほしい」と話していました。
このほか、外国人が自治会活動に加わっている埼玉県川口市の「芝園団地自治会」と、高架下などの空間を国内外の若手芸術家の活動拠点に生まれ変わらせた横浜市の「黄金町エリアマネジメントセンター」が選ばれました。
授賞式は来月27日、都内で行われます。

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180123/0006819.html 01月23日 19時21分