中国人女性経営の「カラオケ居酒屋」を無資格で登記 元入管職員の男を逮捕
1/24(水) 17:53配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000066-mbsnewsv-l27

 大阪・西成区で増えている中国人女性らが経営する「カラオケ居酒屋」。このカラオケ居酒屋を経営する会社の登記手続きを無資格で行ったとして、入国管理局の元職員の男が逮捕されました。

 西成区の「あいりん地区」。ここ5年ほどで増えているのが、中国人ママがいる「カラオケ居酒屋」です。

 (記者)「中国人の方ですか?」
 (店員)「台湾人」
 (記者)「学生さんですか?」
 (店員)「はい」

 これらの店は“西成のガールズバー”とも呼ばれ、150店ほどあるといいます。中には深夜のカラオケで騒音トラブルを起こす店もあり、警察や行政がたびたび指導にあたってきました。

 そんな中、34歳の中国人女性が経営するカラオケ居酒屋の法人登記手続きを司法書士の資格がないのに行った疑いで、入国管理局の元職員で行政書士の寺坂日出男容疑者(75)が逮捕されました。

 警察によりますと、女性は日本に長期間滞在してカラオケ居酒屋を経営できる在留資格に切り替えるための手続きを寺坂容疑者に依頼しました。その際に有利となる法人登記の手続きを寺坂容疑者が無資格で行ったということです。寺坂容疑者は法人登記の報酬として30万円を受け取っていて、調べに対し容疑を認めているということです。

 警察は、寺坂容疑者が入管の元職員としての知識を悪用し、ほかにも違法な手続きを行っていたとみて調べています。