国際 2018年2月17日 19時11分

 【カイロ共同】シリア人権監視団(英国)などによると、トルコ軍が侵攻を続けるシリア北西部アフリンの西部で16日、同軍による有毒ガスを使用したとみられる砲撃があり、市民6人に呼吸困難などの症状が出た。
搬送されたアフリン病院は17日、共同通信の電話取材に応じ「塩素ガスが使用されたとみられる」と述べ、ガスの特定を急いでいる。

 医師によると、6人は国境から約3キロ離れた場所で被害に遭った。瞳孔が開き、激しいせきや嘔吐などに見舞われ、2人が重症だという。

 トルコは、シリアのクルド人勢力「民主連合党」をトルコ国内の非合法武装組織の分派と見なし、越境作戦を開始している。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018021701001852.html