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2月20日 18時55分教育
神奈川県茅ヶ崎市で小学2年生だった男子児童が日常的にいじめを受け、2年にわたり不登校になっていることが、教育委員会の第三者委員会の調査などでわかりました。当時の担任は「殴る蹴るが繰り返されていたが注意するのが面倒になった」などとして、いじめを放置していたということです。

茅ヶ崎市教育委員会によりますと、おととし3月、市内の公立小学校の当時2年生の男子児童の両親が、同級生からいじめを受けていると学校に訴え、教育委員会が第三者委員会を設置して調査を行いました。

第三者委員会は、男子児童が複数の同級生から馬乗りになって殴られたりズボンを脱がされたりと、1年近く日常的にいじめを受けていたとする報告書をまとめ、今月、教育委員会に答申しました。

男子児童はいじめが原因でPTSD=心的外傷後ストレス障害を発症し、2年にわたり不登校になっているということです。

担任だった30代の女性教諭は当初はいじめに気づかなかったと説明したものの、調査の過程で学校が再度聞いたところ「同級生が一方的に殴る蹴るの暴力を繰り返していたが、注意することが面倒になった」「見て見ぬふりをした」などと話し、いじめを放置していたということです。

茅ヶ崎市教育委員会は「大変申し訳ないことで、いじめの早期発見や再発防止に取り組んでいきたい」としています。