18億円引き出し事件、元関東連合の男を再逮捕
2018年3月13日12時25分
https://www.nikkansports.com/m/general/news/201803130000378_m.html?mode=all

 17都府県のコンビニの現金自動預払機(ATM)から18億円超が不正に引き出された事件で、福岡県警は13日、計画に関与したとみている暴走族グループ「関東連合」(解散)の元メンバー斉藤祐輔容疑者(33=東京都世田谷区)を窃盗などの疑いで再逮捕した。

 事件に使われた南アフリカのスタンダード銀行の偽造カードの調達に関わるなど主導的な立場だったとみている。暴力団と連携し、現金の引き出し役や勧誘役を取りまとめる役割も担っていた可能性があるとして調べる。

 再逮捕容疑は2016年5月15日早朝、引き出し役の男らと共謀、偽造カードを使い、長崎県内のコンビニ13店舗のATMから現金計690万円を不正に引き出した疑い。

 福岡県警は、県内での計4380万円の不正引き出しに関わっていたとして2月20日に斉藤容疑者を逮捕。
捜査関係者によると、別の関東連合元メンバーも計画に関与していたとみられ、県警は現金の大半が斉藤容疑者らに渡っていたとみて金の流れを詳しく調べる。(共同)