新宅 友穂 一般社団法人日本生産技能労務協会 専務理事

1980年、東京大学法学部卒業。労働省(現厚生労働省)に入省し、職業能力開発局外国人
研修推進室長(外国人技能実習制度を所管)、中央労働災害防止協会調査研究部長、勤労者
退職金共済機構総務部長、厚生労働省労働基準局補佐課長(労働災害の実務を所管)、静岡
労働局長、愛知労働居局長などを歴任し、2014年に退職。現在、一般社団法人・日本生産技
能労務協会専務理事。

リクルート事件(リクルートじけん)とは、1988年(昭和63年)6月18日に発覚した日本の贈収賄事件である。
リクルートの関連会社であり、未上場の不動産会社、リクルートコスモス社の未公開株が賄賂として譲渡された。
贈賄側のリクルート社関係者と、収賄側の政治家や官僚らが逮捕され、政界・官界・マスコミを揺るがす、大スキャンダル
となった。

労働省からの逮捕者は

鹿野茂(元労働省職安局業務指導課長、収賄)
加藤孝(元労働事務次官、収賄) 

が出ている。皮肉なことに、事件の余波として収賄は立件されたが、取り締まり強化は実現しなかった。