勤務中に既婚女性と会うなど不適切な交際を繰り返したとして、奈良県警は22日、捜査2課の男性警部(45)を減給100分の10(3か月)の懲戒処分にし、警部補に降格させたと発表した。

 警部は妻帯者で「休日や夜間も勤務だったので少しぐらいいいだろうと思った。自分の中で言い訳をしていた」と認めているという。

 県警監察課によると、警部は2016年6月頃〜今年1月中旬、「捜査に行く」と職場に伝え、勤務時間中に、大阪府の40歳代女性と大阪や京都で計15回、密会を繰り返していたという。警部は女性と会っていた15日分の給与約38万円の自主返納を申し出ている。

 1月下旬に県警に情報提供があり、同課が調べていた。中岡伸一首席監察官は「職員への指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20180323-OYT1T50011.html