大学入試センターは26日、昨年11月に実施された「大学入学共通テスト」の試行調査(プレテスト)のうち、国語、数学の記述式問題の結果を公表した。

 記述式問題は、国語と数学I・Aでそれぞれ3問出された。国語では、正答に必要な条件をすべて満たした生徒の割合は各問0・7〜73・5%と大きな差が出た。

 数学では、各問の正答率は2・0〜8・4%で1割に満たなかった。

 駿台教育研究所の石原賢一・進学情報事業部長は「記述式問題に対応するには、読解力を養わないと難しい」と指摘。センターでは「正答率が低すぎると、受験生の選別がしづらく、課題が残った」と説明する。

 一方、記述式問題で生徒の自己採点と実際の成績との一致率は、国語が67・0〜77・4%、数学が82・9〜92・8%だった。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20180327-OYT1T50091.html